この動画では Mac OS を使用して解説しています。Windows ユーザーの方は使用できるコマンドやショートカットが一部異なりますのでご了承ください。
シェルについて
- CUI でコンピュータを動かす為のインターフェイスの種類を指す
- Bash , Zsh , Fishなどがある
- 最近のMacのデフォルトはZsh
シェルの設定や履歴について
- ホームディレクトリ内にあるファイルで設定や履歴の保存を行う
- Zshの場合
- .zshrc
- エイリアスや、コマンドのパスの設定などを行う
- .zsh_history
- これまでに入力したコマンドの履歴が保存されている
- .zshrc
Windows10の場合
Windows で使われているコマンドプロンプトや PowerShell には、Zsh の .zshrc や .zsh_history にあたるファイルがありません。
コマンドのパスの設定
パスの設定は「環境変数」に保存されています。場所は、システム → システムの詳細設定 → 詳細設定 → 環境変数 で確認できます。
エイリアス
それぞれエイリアスを登録する方法はありますが、画面を閉じると登録したエイリアスが消えてしまいます。永続的にエイリアスを呼び出す方法もありますが、複雑な手順が必要なのでここでは説明しません。
コマンドの履歴
コマンドプロンプトの場合、画面を閉じると履歴が無くなります。保存もされません。PowerShell の場合は下記に保存されています。
C:Users{ユーザー名}AppDataRoamingMicrosoftWindowsPowerShellPSReadlineConsoleHost_history.txt
CUI の種類として呼ばれる「シェル(Shell)」という事についてご紹介します。画面を共有します。
はい、シェルなんですけども、シェルっていう言葉自体を、なかなか概念的なもので難しいんですけども、この CUI、「文字で操作するユーザーインターフェースの中の種類」と思って頂ければいいかなと思います。
シェルの種類
いくつかの、この入力するこの画面ですね。画面という言い方もあれですけども、この内容について種類があります。有名なところでは Bash、そして Zsh、そして Fish 等があるんですけども、最近の Mac OS についてはデフォルトが Zsh(Z Shell)というものになっています。
シェルの設定
そして、ここで何をご紹介したかったかというと、この Character User Interface については、その設定も、文字のファイルで行うという事がありますよ、という事だけ覚えといて頂ければと思います。
Zsh の場合
どういうことかと言いますと、このホームディレクトリがキモなんですけども、ホームディレクトリには、いくつもの不可視ファイルがあります。ドット(.)から始まるファイルですね。その中においてこの .zshrc というものがあります。はい、今、何となく開きましたけども、ここに書いてあるものが、この Zsh において個別に設定したカスタマイズの内容という事になります。今は何も分からなくても結構です。
.zshrc について
これまでに、私と一緒にアプリケーションのインストールなどになさった方については、こういったものが書かれているかもしれません。n をインストールする為のパスが通されていたり、mysql を設定する為のパスが通されていたりという内容ですね。このあたりは、人によってもどんどん変わってくるんですけども、基本的にはここ(.zshrc)において設定を書くという内容になります。エイリアスと言って、コマンドをまとめたショートカットキーを作るといったような事もあります。
覚えて頂きたいのは、まずは、この .zshrc において、このシェルのカスタマイズが行えるという事です、まずは。そして、これがファイルとして行われてる、という事について覚えておいてください。
.zsh_history について
更に .zsh_history というものもあります。これですね。こちらも開いてみると、今度はずらーっとこういうものが出てくると思います。これは何かと言います、とこれまでに入力したコマンドの履歴です。キーボードの矢印の上(↑キー)を押すと、これまでのコマンドが遡っていきますよっていう事をお伝え致しましたが、それらの保存というのは、この .zsh_history というものにおいて入っているという内容になります。
ですので、ここのコマンドをずっと遡っていくと、今までにやっていた内容が思い出せると言うか、どんどんどんどん溜まってるのが見られるという事になります。恐らく、いくつか最大の条件はあって、ずっとずっと全部が溜まっていくわけではないんですけども、ここの中身に保存されているんだなぁという事についても覚えておいてください。
要はですね、この黒い画面、Character User Interface で作業する場合には、その設定も、そのログと呼ばれるものやヒストリーと呼ばれるもの、全てが文字として、このパソコンの中に保存されているんだなあという風に覚えて頂ければと思います。
Zshの操作等をカスタマイズできる
あの、この設定をぽちぽちやっていくことで、色々文字を書いていくことで、この Zsh の中身をどんどんとカスタマイズしていくことができるんですけども、それも、あの、調べて頂くと本当にたくさんのカスタマイズが可能です。自分自身でより便利にね、この黒い画面を操作する為のカスタマイズを行うという事も、気になった方は、是非行って頂いて、色々試してみて頂ければと思います。そこまで最初は慣れなくても、そのままでも十分使いやすいものとなっています。
まずは初期の状態で操作に慣れてみる
そして、冒頭に申し上げました、最初の CUI の基礎(CUIとは)のところでお伝えしてました、外部のサーバーに接続した場合には、かなりデフォルトに近い状態で、自分のカスタマイズが入ってないサーバを操作することになりますので、まずは基本の、今の状態に慣れて頂いて、それに慣れたらご自身のカスタマイズをされるというのが良いかなと思います。
ここでは、まずシェルというものが、色んな種類のものがあるよという事と、Mac では Zsh が動いている、そしてテキストの設定ファイル(.zshrc)によって、ここ(Zsh)のカスタマイズができるという事について覚えといて頂ければと思います。是非、皆さんもご確認なさってください。